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大峯奥駈道

大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)は、2004年中国蘇州市で開かれたユネスコの世界遺産会議にて、「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された日本では12番目の世界遺産の1つです。
山岳に依拠する「三つの霊場」と「三つの参詣道」によって構成されています。 紀伊山地は、古の都があった飛鳥・奈良・京都の南に位置する紀伊半島の大部分を占める山岳地帯で、鬱蒼とした原生林に覆われた山々は、神仏の宿る場所として、古くから信仰を集めてきました。
大峯奥駈道には、大峯七十五靡(なびき)と呼ばれる神仏が宿るとされた拝所・行場が遺跡として残り、祠(ほこら)や仏像などは良好な状態で保存・管理されています。
1番目は熊野本宮大社の本宮証誠殿はじまり、最後の75番目は吉野川の柳の宿になります。
十津川村にはこのうち35の靡(なびき)があります。
玉置山は10番目の靡(なびき)にあたり、かつて山伏姿の行者の往来が盛んでした。
霊峰玉置山(1,076m)に鎮座する玉置神社は大峯奥駈道の極めて重要な聖地として世界遺産に含まれて います。
また、自然環境保全地域に指定されています。