宮司、年頭のご挨拶

年頭のご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 令和の御代になりまして早二年目になりますが、世界におきましてはいまだ争いが絶えません。日本におきましても隣国の韓国等とあまり良い関係ではありません。本当に世界の皆様が平和に生活できますように、玉置の大神のご加護がありますよう心からお祈りするばかりです。

 さて、新しい年を迎えまして、玉置神社の今後の取り組み等について、皆様にご報告したいと存じます。

 昨年の四月頃より、神社の社殿等の現状を調査していただきました。調査の結果、社殿の殆どは朽ちてきており、また、雨漏りもしております。
良いところは一つもありません。一刻も早く修理修繕・建替等に取りかかっていかなければ成りません。
 そのため、我々は、本年一月一日より、奉賛金を募る「令和の大改修」を立ち上げました。氏子総代会の了承も、また、村長にもその旨報告済みであります。

 そして、まず神武社・若宮社の大規模修繕、次に本殿屋根等の大改修を考えています。既にこれらの設計図・見積案は出来ており、
村から補助金が交付されれば、直ちに着工できます。それと並行して、トイレの新設も考えています。いろいろ検討した結果、
浄化槽を置くことは非常に難しいのでバイオトイレを考えています。これも本年中には完成したいと考えております。

 また、国の重要文化財であります、社務所・石垣の改修も県の文化財保存課が動き始めてくれました。多分数年後には、大改修工事が始まると思います。
この社務所・石垣の工事期間は約六年、費用は十二億という見積です。その他に、出雲社、神輿殿の建替えもしなければなりません。多分、十年後には新しい玉置神社ができあがっていると思います。そのため、我々職員一同・責任役員氏子総代は、「令和の大改修」のもと一致団結して、全身全霊大改修に取り組んでいく所存であります。

  玉置神社は、十津川村の郷社であり、世界遺産そして村の文化財でもあります。皆様のものであります。十津川村で世界に誇れる唯一の財産でございます。数千年以上に亘り、十津川村民並びに崇敬者の方々が守ってきてくれました神社でございます。この玉置神社を我々は命がけで守っていかなければなりません。これが我々に課された責務であり義務でもあります。

 しかし、我々だけで守ることができません。みなさまのご支援ご協力が必要でございます。今後とも末永く玉置神社のことよろしくお願いいたします。

 お願いばかりになってしまい、誠に申し訳ありません。令和の御代の皆様方のご発展・ご活躍・ご健勝を心よりお祈りいたします。

 本年も引き続き玉置神社のこと、よろしくお願いいたします。

宮司代務者 舛谷 武

 

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